【ポケモンUSUM】S16スペシャルレート構築記事 メガカイロス軸【最高レート1805】
●まえがたり
あじぇです。TNはサンライトです。
使用可能なポケモンが限られた(上位30位禁止)シーズン16スペシャルレートで、レート1800を達成したメガカイロス軸をまとめました。
達成時(2019年7月18日時点)の順位は65位でした。
今期スペレはカイロスさんの天敵(メタグロス、ボーマンダ、エアームド…etc)がいない素晴らしい環境だったので対戦していて楽しかったです。
とても楽しかったルールなので、新作の剣盾に同じような上位ポケモン禁止のルールを常設してほしいです。
●個別紹介
性格:いじっぱり
持ち物:メガストーン
特性:かたやぶり→スカイスキン
努力値:AS252 H4
天敵がゴッソリいなくなってウキウキだった虫。
ミラー以外で最速にするメリットが特に無いと感じ、準速でも最速90族まで抜けるので、意地っ張り個体を使ってみたらめちゃくちゃ強かったです。
意地っ張りにすることで
- 耐久振りデンジュモクを地震でワンパン
- 恩返し+ギガインパクトでHBバルジーナを倒せるので後投げを許さない
- メガラグラージを恩返し+石化で倒せる(意地っ張り雨滝登り耐える)
- 無振りルンパッパをステロ+石化で倒せる
準速にした弊害として
- ミラーに弱い
- 最速メガチャーレムに上を取られるのが少し辛かった
しかし、メガチャーレムの猫+思念は基本的に耐えられる上に、少し削れば意地っ張り石化で落とせるので陽気に戻すことはなかったです。
ギガインパクトの採用経緯は、恩返しで落とせず受け出しが難しいアシレーヌをワンパンするためでした。クソ外しがやたらと多かった気がします。反動もある技ですし命中100でも良いのでは……
ちなみに特性は、ギャラドスやランドロスがいない上に頑丈ジバコイルが多いので、怪力バサミよりも地震で頑丈を貫ける型破りの方がいいと思います。
性格:おくびょう
持ち物:メガストーン
特性:マジックガード→トレース
努力値:CS252 H4
技:サイコキネシス エナジーボール シャドーボール ちょうはつ
第二のメガ枠。仙人のような見た目がカッコいい。
雨パ対策、対ギミック構築、展開阻止、ステロ展開からつなぐエースです。
メガラグラージのすいすいをトレースして、雨下でも上からエナジーボールを撃ったり、クレッフィやエルフーンのいたずらごころをトレースして、上から挑発をして起点作りを防いでいました。トレースがとても便利でした。
C175 S150という攻撃的な種族値も素晴らしく、ステロを撒いて上からサイキネ連打してるだけでも結構強かったです。
性格:ようき
持ち物:ドクZ
特性:ぼうおん
努力値:AS252 H4
環境トップメタゆえにジャラランガミラーになることがとても多いので、なるべくミラーに勝てるように特性はジャラZ対策の防音を採用して陽気最速で育成しました。
ジャラランガ環境であるせいでカプ3体とミミカスがいなくても、アシレーヌやサーナイト、トゲキッスとジャラZを無効化するフェアリータイプが多かったので、こいつらを返り討ちにできる毒Zを持たせました。メガサーナイトは準速以上だと抜かれるので警戒してました。
アシレーヌやトゲキッスはH振りでも毒Zで基本的にワンパンなのですが、アシレーヌに一度だけ毒Zを耐えられたことがありました。
最初はドラゴンクローを採用していましたが、竜舞を積まないとジャラランガを倒せなかったので逆鱗を採用しました。
性格:わんぱく
持ち物:ゴツゴツメット
特性:ぼうじん
努力値:HB252 S4
技:イカサマ ちょうはつ はねやすめ とんぼがえり
ジバコイルと相性補完が良く、サイクルを回して相手を削ります。
飛行技の通りがいい環境で、メガカイロスの恩返しや捨て身ムクホークのブレイブバードを二耐えできる神ポケモンです。
こちらのカイロスが準速なので、基本的に相手のメガカイロスはバルジーナで処理していました。
イーブイやポリゴンZの起点回避のために、吹き飛ばしも欲しかったですが、技スペがキツキツだったので採用を見送りました。
性格:ひかえめ
持ち物:とつげきチョッキ
特性:アナライズ
技:10まんボルト ボルトチェンジ ラスターカノン ミラーコート
このPTで唯一耐久調整しているポケモン。
バルジーナと相性補完が良く、サイクルを回して相手を削ります。
意地っ張りファイアローのフレドラ+控え目ウツロイドのパワジェ耐え調整
意味不明な調整ですが、環境に多くてこのPTで割と重いファイアローとウツロイドに集中砲火を食らって負けたことがあり、悔しくてこのような調整をしました。
一応、アナライズ込みでアシレーヌやバルジーナを一撃で落とせる火力はあるので特に問題なかったです。
控え目で最遅個体なのは、アシレーヌの下を取ることとイカサマの被ダメを最小限に抑えることを両立できるからです。S下向補正の最遅アシレーヌはあまり見かけませんでした。
性格:ようき
持ち物:きあいのタスキ
特性:カーリーヘアー
努力値:AS252 H4
高速ステロ撒き要員で素早さ下げのスペシャリスト。
高速のステロ撒きだけならルガルガンの方が優れていますが、触れた相手のSを下げる専用特性カーリーヘアーに注目し、このポケモンを採用しました。
タスキとカーリーヘアーを駆使して、後投げからでも接触技を受けて相手のSを下げつつ無理やりステロを撒き、後続のサポートが出来ます。
スペレ環境はミミロップやムクホークなど、接触技を主体に戦うポケモンが多かったのでカーリーヘアーが発動する機会が多く、環境的にこのポケモンは刺さっていたと思います。
岩石封じでジャラランガの起点回避、あわよくばステロを撒いて退場することが多かったです。身代わり持ちとは遭遇しませんでした。
Aキュウコンの上を取れるのも評価できます。
●選出
サイクルを回して戦います
ステロ展開で上から叩きます
●辛いポケモン
誰も勝てないです。鬼火外しに期待するしかありませんでした。
カイロスに圧倒的に強く、バルジーナやジバコイルにも強いこのポケモンはとても厄介で、カイロス+バルジーナ+ジバコイルの並びに一貫を取られていてサイクルを回せないのが辛かったです。
ダグトリオで対面処理、ジャラランガが燕返しを耐えて龍舞→逆鱗、メガフーディンで同速勝負を仕掛けて倒すしかないです。
●あとがたり
スペレなので、ただでさえ少ない対戦人口が更に少なく、やたらと再戦やレート差マッチングが多かったですが、何とかカイロスさんと共に1800達成できて良かったです。
本当はレート1850乗せたら記事を書こうと思っていたのですが、シーズンが終わるまであまり時間が取れない上にポケモンのモチベが無さ過ぎるので、自分の使っていた構築を記録として残そうと構築記事を書きました。
おそらくカイロスさんがここまで刺さっている環境は今後一切無いので、第7世代最後にカイロスさんを活躍させることが出来て嬉しかったです。
新作の剣盾でメガシンカを没収される未来が決定したカイロスさんがまともに戦えるのは今回が最後で戦線離脱を強いられるのは少し寂しいです……。
それにしてもメガシンカできないカイロスさんって進化前を除くとポケモン界最弱なのでは???何とかしてくれ増田ァ!!
追記:2019/09/03
最終順位は104位でした!